仮説と検証で未経験を克服する

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綿密な計画を立てても無駄になることがある

経験がないことを進めるときは、綿密な計画を立てても無題になる可能性が高い。
それ以前に想定できないことが多く、計画を立てるのは無理である。
時間やコストをかけても成功する確率は低く、リスクは高いといえる。

それでも諦めずにチャレンジしなければならないケースもあるだろう。
そんなときはわずかな時間やコストで仮説検証を繰り返しながら経験を積むことが成功の秘訣となる。

仮説を立てる

目的や方針を明確にする

仮説検証を繰り返していると、何のためにやっているのかわからなくなるときがある。
そんなときは目的や方針が明確になっていると、無駄な動きを止められる。
また、どこまでやるのか目標(成功基準)も設定しておこう。
目的や方針と合わなくなってきたら撤退を考えよう。

複数の仮説を立てる

仮説は「~を~すれば、~は~になるだろう」という言葉で表現できる。
成立してほしい仮説をいくつか考える。
「~を~すれば」(A)がひとつで「~は~になるだろう」(B)が複数になるパターンと、(A)が複数で(B)がひとつになるパターンがある。
また、(A)と(B)が複数になるパターンもあるだろう。
これらのパターンは目的や方針に沿ったものにすべきであり、5W1H で具体的に定義することが望ましい。

検証する

実際に試してみる

時間もコストも少しで済むよう、期間限定で試してみる。
比較検討できるよう実行環境や実行条件を合わせておくことも必要だ。
しっかりと記録を取ることを忘れてはならない。

実行結果を評価する

記録をもとに実行結果を分析し、仮説どおりになったかどうかを評価する。
仮説どおりになっていなければ、仮説との差異を明確にし、新たな仮説を立て直す。

仮説と検証を繰り返す

目標を達成するまで仮説と検証を繰り返す。
目標を達成したら、新たな目標を設定し、仮説と検証を繰り返す。
仮説と検証に終わりはない。

最後に

仮説と検証は学習プロセスのひとつともいえる。
一般的には研究開発で行われるものであるが、仕事や生活の中でも使えるツールである。
豊かな生活、よい人生を創るためにも仮説と検証を日常的に活用してみるのもよいだろう。
Posted in  on 11/15/2020 by rteak |