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※当記事は2020年10月3日の投稿を再編集したものです。
よそはよそ、うちはうち
「よそはよそ、うちはうち。」
友達が持っているものを欲しがったりすると、親からよく言われたものだ。
執拗に欲しがると、「そんなに欲しかったら、その家の子になりなさい。」と言われて諦めた。
家にはお金がなかったから、お金がかかるような流行りものには近づかないようにした。
友達が自慢したら、「別にほしくない」「そんなものいらない」と強がった。
「どうせすぐに飽きる」「どうせ流行らなくなる」だと自分に言い聞かせた。
他人が持っているものを羨ましがったり、自分が持っているものを自慢したりするのはよくないことだと子供のころに学んだ。
他人と比べて自分を傷つけるな
自分を他人と比べて自分が劣っている場合、その相手のようになれない自分を責めることがある。
これは自分を傷つけることになる。
「何をすればあのようになれるのだろうか」と考え、なりたい者になるために具体的な努力をするならば、その比較は有益だ。
しかし、単に自分を傷つけて終わるなら、なりたい者になれないという劣等感を強化するだけ。
だから他人と比べるのはやめるべきである。
優越感と劣等感は表裏一体である
逆に他人が自分より劣っていたりすると、優越感が言動に表れ、相手を傷つけてしまうこともある。
これは人間関係を悪くするだけでなく、自分自身の劣等感を呼び覚ましやすくなる原因にもなる。
世の中には自分より劣った他人だけでなく、自分より優れた他人もいる。
優越感を得るために他人と比べる癖がついてしまうと、自分より優れた他人を目にする機会も増える。
結果的に劣等感を持ち、自分を傷つける機会が増えることになる。
劣等感があるとチャンスを逃しやすい
劣等感があると、チャンスが目の前に現れても自分はそれを得る資格がないと思い込み、せっかくのチャンスを逃してしまいやすい。
幸せになりたいと思っても、劣等感がある限り、幸せをつかめないのである。
幸せになりたければ、劣等感を持たないようにすることが重要である。
では、劣等感を持たないようにするには何をすればよいのだろうか。
劣等感を捨てて素直にチャンスをつかもう
比べるから優劣が生まれる。
優越感は一時的に気分がよくなるだけで長くは続かない。
しかも他人を傷つけてしまう。
劣等感は嫌な思いをするだけで自分を幸せにしてくれない。
ならば、自分と他人を比べるのをやめようではないか。
「ひとはひと、じぶんはじぶん」は魔法の言葉。
優秀な人を見たら、「すごいなぁ、でも自分とは関係ない」と思うことにしている。
学べるところは学ぶが、その人と自分は違うし、同じにはなれない。
他人がどうであろうと、自分とは関係がない。
自分は自分なりの価値観で生きればよい。
比べるなら、昨日の自分と比べよう。
昨日の自分と比べて、できるようになったことを挙げてみよう。
そのうち劣等感は消えてなくなる。
そして、素直にチャンスをつかみ、幸せになろう。