期限を切られると人は動いてしまう。
ショッピングでは、「本日限り」などと書かれていると、それまでに買わないと損をするような気がしてくる。
仕事では、上司から「今日中にやれ」と言われると、何をおいてもやろうとする。
試験では、制限時間が設定されており、その時間内にできるだけ多くの問題を解こうとする。
人は期限が守れなかったときの不利益について考えるのか、期限を切られるとそれを守ろうとする。
期限を守るために必死で動いてしまうようである。
期限を守ろうとする心理を仕事や勉強に活かす
期限を守ろうとして動き出すと、人はすごい集中力を発揮する。
それを仕事や勉強に活かさない手はない。
「今日中にこの仕事を終わらせる」「○時までにこれらの問題を解く」というようなことは誰でもやるだろう。
うまく行けば、達成感が味わえる。
仕事が早く終わればプライベートな時間が増えるだろうし、勉強なら制限時間内に問題を解く能力を磨くトレーニングになる。
期限を設定すると、期限を守ったときのメリットが享受できるのだ。
期限を設定すると質は低下するか
期限が設定されていると、スピードを優先するため、できあがりの質が下がると思われるだろう。
しかし、集中力が高くなっている分、質もよくなっていることも考慮に入れるべきである。
早く終われば見直しの時間が確保できるので、見直しにより質もよくなることだってある。
逆に時間をかけた割にできばえがよくなかったというケースもあるだろう。
期限を設定しても質は低下しないと言ってもよい。
時間を有益に使うためにも、期限設定を仕事や勉強に活かしていこう。