脳は使えば使うほど賢くなると言われている。
脳を使う行為としては次のようなことが挙げられる。
- 体を動かす(運動する、楽器を演奏する等)
- 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・身体感覚を働かせる
- インプットする(読む、聞く等)
- アウトプットする(書く、話す等)
今回はアウトプット、特に書くことについて焦点を当ててみたいと思う。
書くということは考えるということ
何かを書くということは考えるということを伴う。
考えないと書けないのだ。
学校で勉強をしたり、何かを書くような仕事に就いたりしない限り、日常生活の中で何かを書く機会はあまりない。
脳を鍛えるためにも、日常生活で何かを書く習慣を取り入れたい。
日常生活で手軽に何かを書くとなれば日記。
さらに自分を追い込んで習慣化したければブログが最適であろう。
書くことによって得られるメリット
書くことは脳が鍛えられること以外にもメリットがある。
考えが整理できる
日頃考えていることを改めて文章にしてみると、モヤモヤしていたことが明確になることがある。
自分は「こういうことを言いたかったのだ」ということがわかる。
考えを整理することにより、他のことを考える余裕が生まれる。
悩みが解消する
悩んでいたことを文章にしてみると、悩みの原因や理由が明確になることがある。
原因や理由がわかれば、解決方法も思い浮かぶだろう。
悩みを他人に聞いてもらってスッキリすることもある。
それと同じように悩みを書くだけでスッキリすることもあるのだ。
調べる習慣がつく
何かを書こうとすると、知らないこと、わからないことが出てくる。
いい加減なことは書けないので、文章に書くには、それらを調べることになる。
調べることが習慣になると、知識がどんどん増えてくるし、物事を深く理解できるようになる。
いつどこで書くか
いつ書くか
いつでもよいと思っている。
毎日でも、週一回でも。
思いついたらいつでもよい。
Twitter に書くという手もある。
書くことを習慣化したいのなら毎日。
できればいつも同じ時間帯がよい。
週一回なら曜日も決めておこう。
どこで書くか
どこで書いてもよい。
家の食卓でも、カフェでも、自分の好きな場所で。
場所を決めておくと習慣化しやすいが、マンネリ化するというデメリットもある。
いつもと違う場所で気分を変えてみるのもよい。
何を書くか
書くテーマは何でもよい。
- 関心のあること
- 身の回りで起きたこと
- 悩んでいること
- 将来なりたいこと、やりたいこと
- いま感じていること、自分の気持ち
- ネットニュース、新聞、雑誌、本などで読んだこと
- ポッドキャスト、ラジオ、他人から聞いたこと
好きなことを書くのが続けるコツでもある。
どのように書くか
締め切りを設定する
いつまでに書くのか、締め切りを設定しておくと集中して書ける。
ただし、これは書きたいテーマが決まってからのことで、テーマが決まるまでは締め切りは設定しない方がよいだろう。
締め切りがプレッシャーになってテーマが思い浮かばなくなるからだ。
アウトラインを考える
テーマが決まったら、そのテーマに関して思い浮かんだことを箇条書する。
箇条書きが済んだら、書く順番を考える。
これさえやっておけば、文章を書くときに悩まなくて済む。
この作業を行う際、アウトラインツールがあると便利だ。
私は、SimpleMind Pro for Mac, Windows, iPad & iPhone and Android というツールを使っている。
本来はマインドマップのツールだが、文章のアウトラインを書くときにも役に立つ。
他人の評価を気にせずに書く
日記でも、「他人に読まれたらどうしよう?」などと思うことがある。
ブログならなおさら他人の評価が気になる。
そうなると筆が進まなくなる(キーボードが叩けなくなる)。
でも、心配無用。
他人はあなたが思うほど、あなたのことを注目していない。
内容が変だろうが、文章が下手であろうが、気にせず書けばよい。
そのうち慣れてきて、書きたいことが書けるようになる。
後で読み返して書き足す
書くことに慣れてくると、文章が上達してくる。
上達しているかどうかを判定したければ、過去の文章を読み返せばよい。
上達していれば、過去に書いた文章の拙いところが目につく。
日記やブログを書く習慣がついたら、過去に書いたものを読み返し、書き直したり、書き足したりすることをおすすめする。
まとめ
日記やブログでアウトプットすることは賢くなるための効果的なトレーニングになる。