栄養バランスのよい食事とは
健康を維持するためには、栄養バランスのよい食事を取ることが大切であるといわれている。
栄養バランスのよい食事を取るためには、食品の栄養素として何があるのか、それらをどうやって摂取するかを知っておく必要があるが、義務教育で習っていると思われるので、ここではおさらい程度にとどめたい。
食品には5つの栄養素が含まれており、それらを「五大栄養素」という。
栄養素の3つの働きをもとに食品を3種類に分類したものを「三色食品群」という。
「三色食品群」をバランスよく取れば、健康が維持できるのだが、性別や年令、活動量の違いによって、摂取する量が異なるため、農林水産省より「食事バランスガイド」というものが示された。
五大栄養素
食品のパッケージにカロリーとともに記載されている。
- 炭水化物
- 脂質
- タンパク質
- 無機質(ミネラル)
- ビタミン
三色食品群
栄養素の3つの働きから食品を分類したもの。
- 赤:体をつくるもとになる(例:肉、魚、卵、牛乳、乳製品、豆など)
- 黄:エネルギーのもとになる(例:米、パン、麺類、芋類、油、砂糖など)
- 緑:体の調子を整えるもとになる(例:野菜、果物、キノコ類など)
食事バランスガイド
1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にしていただけるよう、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、平成17年6月に厚生労働省と農林水産省が決定しました。(引用元:「食事バランスガイド」について:農林水産省)
興味のある方は、引用元をご参照いただきたい。
食べものの好き嫌いについて
私はパクチーが嫌いだ。
栄養価が高いといわれているが、あの臭いには拒絶反応が出てしまう。
それ以外は何でも食べるが、「積極的に食べたいとは思わないもの」は多い。
好き嫌いがないという人でも、「積極的に食べたいとは思わないもの」は多かれ少なかれあると思う。
個人的には嫌な思いをしてまで嫌いなものを食べる必要はないと思っている。
どうせなら好きなものだけを食べればよいと思っている。
栄養バランスさえ取れていれば、好きなものだけを食べていても問題はないはずだ。
- 好きな料理の栄養素を知る
- 不足している栄養素を知る
- 不足している栄養素を含む料理の中で好きな料理を選んで食べる
この手順で食べたい料理を選んでいれば、栄養面での必要条件を満すことができる。
<注意>
(出された料理に対して等)好き嫌いを言うことによって、誰かが不快な思いをするのであれば、(その時だけの我慢で済むなら)黙って食べるべきだと思う。
おいしいものを味わって食べる
おいしいと思うから好きになる。
好きなものだけを食べるのだから、その料理はおいしいはずだ。
好きなものがおいしいと感じなくなったら、体にとって何かが不足している。
栄養バランスが崩れている証拠である。
それを知るためにも料理は味わって食べるべきであろう。
食事中は、料理に集中する。
決して、TVやスマホを見るなど、何かをしながら食べてはならない。
ゆっくり噛んで味わおう。
料理を目で楽しむことも大事だが、料理を口に入れたら瞑目して味覚に集中するのもよいだろう。
おいしい料理を食べて「生きててよかった」と思えることが幸せにつながるのだ。