2023年11月に読んだ本

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これから読む人の楽しみを奪わない読書記録

2023年11月に読んだ本は、10冊、2,834ページ
2023年に読んだ本は、100冊、33,976ページ

何者/朝井リョウ

ページ数

272

読了日

2023年11月4日

感想

誰しも少なからず醜い部分を持って生きている。
拗らせる前に何とかしておこう。
上から目線で他人を批評している場合ではない。
それを指摘してくれる友人は貴重だ。
大切にしよう。

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和菓子のアン/坂木司

ページ数

314

読了日

2023年11月5日

感想

この作品の魅力は、アンとアンを取り巻く人々。
みんなキャラが立っているけれど善人ばかり。
彼らのドタバタを見ていると幸せな気分になれる。
和菓子に纏わる言葉遊びや散りばめられた謎解きも楽しい。
百貨店の裏側や隠語にも驚きがあった

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1984/ジョージ・オーウェル

ページ数

428

読了日

2023年11月11日

感想

まさにディストピア。
こんな世界は絶対に嫌だ。
現実世界でも油断すれば特定の奴らに支配される危険はある。
過去や事実の捏造、痛みや苦しみ、緊張の持続で思考を停止させ自由を奪おうとする奴ら。そんな奴らに出会ったら逃げるしかない。

この小説に近いことは中露朝などで起きている。
歴史を紐解けば日本の江戸時代も含めて枚挙にいとまがないだろう。
人間が集まれば支配する者と支配される者の関係ができる。
宗教団体、ブラック企業、学校、ママ友等。
支配しようとする奴らがいたら即刻そこから離れるべきだ。

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無貌の神/恒川光太郎

ページ数

233

読了日

2023年11月12日

感想

6篇からなる短編集。
ファンタジーのような「カイムルとラートリー」が一推し。
いずれもよかったが、敢えて順位をつけるとしたら、二位は「廃墟団地の風人」、三位は「死神と旅する女」、四位は「青天狗の欄」、五位は「無貌の神」、六位は「十二月の悪魔」だな。

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満月珈琲店の星詠み/望月麻衣

ページ数

212

読了日

2023年11月14日

感想

満月の夜に現れる不思議なカフェ。
失意に沈んだ人たちをもてなす。
それには理由があった。

京都、カフェ、猫、占星術、スイーツ、恋バナ、まるでレディースランチのような、素敵な話だった。
満月バターのホットケーキが食べたい。

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白昼夢の森の少女/恒川光太郎

ページ数

273

読了日

2023年11月18日

感想

11篇からなる短編集。
いずれも独特の世界観。
やはりこの本のタイトルになった「白日夢の森の少女」が最もよかった。
「和菓子のアン」の坂木司のリクエストに応えて書いた「古入道きたりて」では、おはぎが本当においしそうだった。

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トッケイは七度鳴く/宮内見

ページ数

374

読了日

2023年11月21日

感想

元々自費出版だったらしい。
そんなことを全く感じさせない素晴らしい作品だった。
多くの参考文献を下地に練られた物語は真実がかなり含まれているように思えた。

不撓不屈の精神は奇跡を起こす。

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ヴンダーカンマー/星月渉

ページ数

241

読了日

2023年11月24日

感想

相関図が作りたくなるようなミステリー。
面倒なので作らなかったが...

他者を自分のシナリオ通りに操るサイコパス。
せっかくのギフトは欲望のためにしか使えなかった。

ギフトが他者のために使えないのは親からの愛情に飢えていたからなのか...

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異神千夜/恒川光太郎

ページ数

241

読了日

2023年11月25日

感想

「鼬」「樹海」「憑依」に纏わる物語四篇。
四話目の「金色の獣、彼方に向かう」が好き。
ルークのような頭のよい生き物と旅をしてみたい。

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おいしい旅/近藤史恵、坂木司、篠田真由美、図子慧、永嶋恵美、松尾由美、松村比呂美 

ページ数

246

読了日

2023年11月29日

感想

全七話からなる短編集。
コロナ禍で旅行や飲食の自粛が求められた頃の作品たち。
読むだけで旅とグルメが楽しめた。
松村比呂美の「糸島の塩」が一推し。

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読書メーター

Posted in  on 11/30/2023 by rteak |