2023年1月に読んだ本

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2023年1月に読んだ本は、9冊、3,298ページ。

2023年に読んだ本は、9冊、3,298ページ。

セイレーンの懺悔/中山七里

ページ数

381

読了日

2023年1月1日

感想

「護られなかった者たちへ」等と同様最後に主人公を通して熱いメッセージが語られる。
それは我々が感じる社会の理不尽さに対する一つの答えを示してくれている。
たとえそれがファンタジーだとしても同じ思いの人がいるというだけで希望が持てる。

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モモ/ミヒャエル・エンデ

ページ数

409

読了日

2023年1月4日

感想

そうか、忙しくてイライラしていたのは灰色の男のせいだったのか。
人に優しくするために時間を使えば時間が増えるかも知れないね。
灰色の男のイメージはエージェント・スミスだった。

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あなたの人生の物語/テッド・チャン

ページ数

422

読了日

2023年1月8日

感想

SF短編小説集。

自分にとっては難しい内容だった。

新しい視点に驚きはあったものの、話の展開に面白みがなかったし、結局何が言いたいのかも見いだせなかった。

一気には読むことができず、時々別の小説をはさみながら何とか読み通せた。

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夏への扉/ロバート・A・ハインライン

ページ数

340

読了日

2023年1月10日

感想

1956年に発表されたSF作品。

古いSFなんてと思われるかもしれないが、2023年の今読んでも色褪せず、心揺さぶられる話だった。

苦難にあっても決して諦めず知恵で思いを遂げる話はいつの時代であっても受けるのだろう。

「誰がなんといおうと、世界は日に日に良くなりつつあるのだ。人間精神が、その環境に順応して徐々に環境に働きかけ、両手で、機械で、 かん で、科学と技術で、新しい、よりよい世界を築いてゆくのだ」

「ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じる」

巻末で知ったが、2021年に日本で映画化されたらしい。

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死刑にいたる病/櫛木理宇

ページ数

327

読了日

2023年1月14日

感想

読んでいるうちにこの人はよい人ではないのか、本当は同情すべき人ではないのかと思ってしまった。

この世の中には殺人鬼でなくても、巧妙に近づき人を支配するのを得意とする奴らがいる。そんな奴らからは離れるしかない。

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若きウェルテルの悩み/ゲーテ

ページ数

275

読了日

2023年1月18日

感想

程度の差こそあれ、抑えきれない激情の迸る時代が誰にでもあるのではないだろうか?
恥を忍んで生き続けていればそれは黒歴史。
若さゆえの視野の狭さに自分を殴りたくなる。
そんな恥ずかしいことを赤裸々に描けるなんてゲーテはすごい。

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(上)/村上春樹

ページ数

480

読了日

2023年1月26日

感想

初めはワンダーランド過ぎて話に乗れなかったが、次第にこの世界に慣れてきた。
2つの世界がどのようにつながるのか楽しみ。

ちなみに登場人物たちには名前がない。
それでも人物の識別ができるから不思議。

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド(下)/村上春樹

ページ数

416

読了日

2023年1月29日

感想

安らぎの棲処はこころ。

博士の説明は出鱈目だが、それらしく思わせるのは作家の力量。

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変な家/雨穴

ページ数

248

読了日

2023年1月29日

感想

さらっと読めたが、あまり好きな話ではなかった。
過去の出来事を証明していく話よりも展開の激しい話が好み。

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読書メーター

Posted in  on 1/31/2023 by rteak |