2022年に読んだ本(まとめ)

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2022年の読書メーター
読んだ本の数:75
読んだページ数:23895
ナイス数:183

総理にされた男総理にされた男感想
政治家や官僚、自衛隊、日本国民へ思い。 読者のほとんどが共感したに違いない。 誰もが青臭い考えをもっているのに集団になるとそれを隠して生きている。 青臭い集団になれば誰も隠す必要がなくなるのに。 それが青臭い考えだね。
読了日:12月31日 著者:中山 七里

ロウソクの科学 (岩波文庫)ロウソクの科学 (岩波文庫)感想
貧しい家に生まれ製本工から偉大な科学者になったファラデー。 クリスマス講演でロウソクに火を灯し少年少女を科学の世界に誘った。 ロウソクだけでなく様々な化学物質や工夫を凝らした実験器具で繰り広げられる実験に子供たちは瞳を輝かせたに違いない。
読了日:12月24日 著者:ファラデー

ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス): GAFA時代の人生戦略ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス): GAFA時代の人生戦略感想
アメリカンドリームに精神的な満足を加えてマイルドにしただけ。 あまり深みが感じられなかった。 最近この手の本を読んでもあまり心が動かされないのは自分なりに幸せのあり方を確立しているからかも知れない。
読了日:12月21日 著者:スコット・ギャロウェイ

ジム・ボタンと13人の海賊 (岩波少年文庫)ジム・ボタンと13人の海賊 (岩波少年文庫)感想
年甲斐もなく夢中になって読んでしまった。
読了日:12月10日 著者:ミヒャエル・エンデ

なぜ、あなたの仕事は終わらないのかなぜ、あなたの仕事は終わらないのか感想
ここに書かれていることは普段から心がけているが、日本の企業では受け入れられないことも多い。 完璧主義が日本の生産性を下げている原因の一つになっていることは間違いない。 日本企業で働く管理職の人達に読ませたい一冊。
読了日:12月10日 著者:中島聡

占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)感想
やっと読み終えた。 説明ばかりの前半は読むのが辛かった。 京都を舞台にした後半からは楽しめた。 改訂完全版のあとがきに記された作家としての生い立ちが興味深い内容だった。
読了日:12月03日 著者:島田荘司

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化するエフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する感想
エッセンシャル思考で重要事項が優先できるようになった。 だが、重要事項が多過ぎる場合はどうすればよいのだろうか? エフォートレス思考は、楽しくする、シンプルにする、方法を変える、自動化する等、努力なしで成し遂げるための思考法だ。
読了日:12月03日 著者:グレッグ・マキューン

護られなかった者たちへ護られなかった者たちへ感想
けいさんの遺言を読んだところから堰を切ったように涙が溢れ出た。 他人同士でありながら肉親以上の強い絆で結ばれていた。 この作品はまさに護られなかった者たちへのメッセージだ。
読了日:11月23日 著者:中山 七里

2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書)2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書)感想
自分の人生は自分の頭で考え自分で決める。 以上。
読了日:11月19日 著者:瀧本 哲史

超訳 自省録 よりよく生きる (ディスカヴァークラシックシリーズ)超訳 自省録 よりよく生きる (ディスカヴァークラシックシリーズ)感想
マルクス・アウレリウス・アントニヌス皇帝が2000年前に書いた日記のようなものだが、内容は現代人が考えているようなこととあまり変わりがない。 書くことによって日々反省し、自身を高めて行こうとする姿勢に共感。 真似てみようと思った。
読了日:11月13日 著者:マルクス・アウレリウス

最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)最後の医者は桜を見上げて君を想う (TO文庫)感想
「訪れる死の前では、全ての医療は時間稼ぎだよ」 死ぬときくらいは、他人の自己満足に振り回されず、命よりも大切なことを優先して死にたい。 大切な人が死ぬときも大切な人が大切にしていることを優先したい。
読了日:11月12日 著者:二宮敦人

環境問題のやさしい教科書:待ったなしの地球環境に関心を持つために(22世紀アート)環境問題のやさしい教科書:待ったなしの地球環境に関心を持つために(22世紀アート)感想
近頃、PCB やダイオキシン、酸性雨などの言葉をほとんど聞かなくなったのは環境問題に取り組んできた成果だ。 一人ひとりが環境問題を意識して生活することが持続可能な社会の実現につながる。
読了日:11月08日 著者:江部 明夫

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルールDIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール感想
「余命10年」や「最後の医者は・・・」が死と向き合う小説ならば、この本はその実用書。 余命を宣告されたなら病院でお金と時間を費やすのはやめよう。 その分をすべて残りの人生と残る人たちのために注ぎ込もう。 臨終で笑顔になるために。
読了日:11月04日 著者:ビル・パーキンス

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)最後の医者は雨上がりの空に君を願う(下) (TO文庫)感想
不思議な縁。 絵梨は桐子を救った。 桐子は絵梨の家族を救った。 絵梨の家族とは知らずに。 まるで絵梨が希望を託すかのように。 「救える人を救うためには、全力を尽くすさ」 救える命と言わずに、救える人と言うところが桐子らしい。 医療はそうあるべきだと思った。
読了日:10月30日 著者:二宮敦人

やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~やってのける~意志力を使わずに自分を動かす~感想
自制心は筋肉のように疲れもするし鍛えることもできる。 数多くの心理実験にもとづいた目標達成の方法論。 目標の決め方、個人の性向や目標対象の性質に応じた達成方法を教えてくれる。
読了日:10月29日 著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン

最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)最後の医者は雨上がりの空に君を願う(上) (TO文庫)感想
ひとは自分の弱さを受け入れてこそ強くなれる。 ろくでもない男だった、駿太。 たとえ伝わらなくても美穂への愛を貫いた。 最後に希望を見つけたにちがいない。 個人の自由を尊重する桐子医師の考え方に共感。 下巻が楽しみ。
読了日:10月20日 著者:二宮敦人

文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る (文系でもよくわかる物理学)文系でもよくわかる 世界の仕組みを物理学で知る (文系でもよくわかる物理学)感想
科学によって世界の不思議が次々と解明されていくが、それを足場に不思議はさらに増えていく。 理解が追いついていない自分にとって、不思議は増える一方。 だから誰にでもわかるように解説してくれる本はとてもありがたい。 この本もそのひとつだ。
読了日:10月10日 著者:松原 隆彦

腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する (幻冬舎新書)腎臓が寿命を決める 老化加速物質リンを最速で排出する (幻冬舎新書)感想
老化のメカニズム、リンが及ぼす老化と寿命への影響を解説。 食事でリンの摂取を減らすこと、運動で骨からのリンの流出をなくすことで腎臓の負担を軽減すれば、老化を少しでも遅らせることができる。
読了日:10月10日 著者:黒尾 誠

ロングレンジ (Kindle Single)ロングレンジ (Kindle Single)感想
「こちらが勝手に思い描いていた像よりも、現実は意外な姿を見せる。」 意外な出会いで人生が思わぬ方向に展開する。 だから人生って楽しい。 余計な心配はやめよう、という気持ちになった。
読了日:10月07日 著者:伊坂幸太郎

ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産であるブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である感想
脳の老化を遅らせるためには、社交、ダンス、楽観主義、感謝、マインドフルネス、学ぶこと、教えること、読書、楽器演奏、ゲーム、腹八分目、良質な食事、よく噛む、有酸素運動、良質な睡眠がよいらしい。
読了日:10月03日 著者:ジョン メディナ

ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)ブラフマンの埋葬 (講談社文庫)感想
<創作者の家>の管理人には身寄りがないのだろう。 彼にブラフマンというかけがえのない家族ができた。 そのブラフマンと過ごした夏の物語。 動物嫌いなレース編みの老婦人が心優しい。 管理人が密かに好きだった娘との対比が際立つ。
読了日:09月30日 著者:小川 洋子

人間椅子 (江戸川乱歩文庫)人間椅子 (江戸川乱歩文庫)感想
キモかった。 ミステリーの一つの手法なんでしょうね。
読了日:09月28日 著者:江戸川 乱歩

方舟方舟感想
批判的な感想を書こうと思い慎重に読み進めたが、そんなものはすべて最後の大波に流されてしまった。
読了日:09月25日 著者:夕木春央

血の記憶 (文芸社文庫)血の記憶 (文芸社文庫)感想
たまたま選んだ本だが当たりだった。 外国人技能実習制度を題材にしたミステリー。 金山とBJが渋い。 SUMIREがかっこいい。 舞台となったスーパーがかわいそう。 商売あがったり。
読了日:09月23日 著者:麻野 涼

スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジックスタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック感想
脳外科医の著者はマインドフルネスで高めた共感や思いやりが人生を豊かにすると説く。 著者の貧しかった少年時代から脳外科医として社会に貢献するようになるまでの物語がその理解を深めてくれる。 今後もマインドフルネスによる心と体への影響について研究がさらに進んでいくだろう。
読了日:09月20日 著者:ジェームズ・ドゥティ

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)感想
気持ちよく騙された。 登場人物に「そんな思い込みは捨てろ」と突っ込んだが、それは自分にも言えることだった。 すぐに再読したが、頭の中の映像はすっかり変わっていた。
読了日:09月18日 著者:我孫子武丸

賢者の書 (新装版) (喜多川 泰シリーズ)賢者の書 (新装版) (喜多川 泰シリーズ)感想
冒険のワクワク感がない。 労せず賢者に会って教訓を得るところが物足りない。 既読の「運転者」に比べて薄っぺらな内容であることは否めない。
読了日:09月17日 著者:喜多川 泰

いのちの科学の最前線 生きていることの不思議に挑む (朝日新書)いのちの科学の最前線 生きていることの不思議に挑む (朝日新書)感想
この本は理系ライター集団「チーム・パスカル」が研究者たちへの取材にもとづいて書かれた。 だから素人にも理解しやすい。 内容の信憑性については取材を受けた研究者がチェックしているだろうから問題ないだろう。 知識欲が満たされた。
読了日:09月16日 著者:チーム・パスカル

21 Lessons ; 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫)21 Lessons ; 21世紀の人類のための21の思考 (河出文庫)感想
人類が抱える問題についてどのように考えればよいのかを説く。 この本を読んで、多様性を認めること、無知を自覚すること、間違いを認めること、謙虚になること、ひとりひとりがそれらのことを実践すればほとんどの問題が解決できるような気がした。 人格形成への取り組みが優先事項かも知れない。
読了日:09月13日 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ

しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)しゃばけ しゃばけシリーズ 1 (新潮文庫)感想
体は弱いけれど人一倍心優しく正義感のある若だんな。 謎解きあり、アクションあり、一風変わったお話。 鳴家が可愛い。 若だんなのように妖たちに慕われてみたい。
読了日:09月11日 著者:畠中 恵

宇宙は数式でできている なぜ世界は物理法則に支配されているのか (朝日新書)宇宙は数式でできている なぜ世界は物理法則に支配されているのか (朝日新書)感想
数式は難しくて理解できなかったが、数式で宇宙の法則が説明できること、数式をもとに新しい発見が得られること、その数式は美しいということに納得。 宇宙や物理法則が面白いと思わせてくれる良書。
読了日:09月06日 著者:須藤 靖

ハサミ男 (講談社文庫)ハサミ男 (講談社文庫)感想
悔しいけれど騙された。 こんな無理な設定はずるい。 でも楽しめたので許せる。
読了日:09月06日 著者:殊能将之

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)感想
ミステリー初心者だけど、犯人は序盤でわかった。 でも、その確信が持てたのは終盤だった。 多分、そういう小説なのだろう。 ミステリー小説の感想を書くのは難しい。
読了日:08月29日 著者:綾辻行人

無(最高の状態)無(最高の状態)感想
無我の境地に至るための修行方法が紹介されている。 修行を積むことによって、生きづらさから解放され、幸福度や創造性、人間性が高まる。 数々の学術論文に基づいており信頼性のある内容だと思う。
読了日:08月27日 著者:鈴木祐

線は、僕を描く (講談社文庫)線は、僕を描く (講談社文庫)感想
水墨の世界を小説にするなんてなんと無謀な! 豊かな表現力で言葉を尽くされると美しい水墨画が目に浮かぶから不思議。 その表現は主人公たちの成長につれて高度に変化していく。 読み手の心まで水墨画のように清廉な気持ちにさせてくれる話であった。
読了日:08月25日 著者:砥上裕將

1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養3651日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365感想
体の仕組みや病気等の知識を浅く広く知ることができた。 ここに書かれていることはすべて覚えられないし、覚えようとも思わないが、多分何らかの形で役に立つだろう。 別に役立たなくても面白く読めたのでそれでよし。
読了日:08月23日 著者:デイヴィッド・S・キダー,ノア・D・オッペンハイム,ブルース・K・ヤング医学博士

坂の上の雲(八) (文春文庫)坂の上の雲(八) (文春文庫)感想
対馬沖海戦から終戦へ。 ロシアは保身により自滅した。 日本は綿密な計画と捨身の覚悟で天佑を得た。 まだ武士道が残っていた時代。 勝っても敗者への思いやりを忘れなかった。 この作品を小説として読むと任侠映画のように最後はスカッとさせてくれる。 だがドキュメンタリーとして読めばその後に続く歴史を知っているだけに暗澹たる気持ちになるのだ。
読了日:08月21日 著者:司馬遼太郎

読書の価値 (NHK出版新書)読書の価値 (NHK出版新書)感想
読書は既存の価値観や概念に変化をもたらしてくれる。 だからいろいろなジャンルに興味をもって読む方がよい。 食わず嫌いは損をする。 読書の価値を再確認できた。 ただし、著者のご自慢が随所にあり苛つくことも。 エッセイとして読めばそれほど気にならない。
読了日:08月18日 著者:森 博嗣

坂の上の雲(七) (文春文庫)坂の上の雲(七) (文春文庫)感想
対馬沖海戦前までの話。 奉天会戦では物理的に日本軍が負けていたはずだった。 諸々の悪要因によってロシアが戦えなくなり、日本は辛うじて勝ちが拾えた。 七巻まで通して言えるのは爽快感がないこと。 日本とロシア、よりダメな方が負けというような話はつまらない。
読了日:08月13日 著者:司馬遼太郎

量子で読み解く生命・宇宙・時間 (幻冬舎新書)量子で読み解く生命・宇宙・時間 (幻冬舎新書)感想
量子論は難しいがゆえに魅力を感じる。 著者は物理現象を数式で理論化したハイゼンベルクらが量子論を難しいものにした嫌悪する。 この本は量子論を数式ではなく物理現象に焦点を当て、素人でも理解できるようにという意図で書かれているが、それでも難しい。 ほんの少しでも理解が進んだのは収穫。 残念なのは書名にある生命・宇宙・時間と量子論との関係について説明がほぼなかったこと。 読者が想像する楽しみを残してくれたとも言える。
読了日:08月10日 著者:吉田伸夫

坂の上の雲(六) (文春文庫)坂の上の雲(六) (文春文庫)感想
奉天会戦前までの話。 軍事大国だが専制主義国家ロシア。 愚かな君主と保身に走る官僚たち。 無計画に始めた戦争がうまくいくはずもない。 必死に戦い負けまいとする当時の弱小国日本と現在のウクライナが重なる。 そしてロシアは当時と変わっていない。
読了日:08月08日 著者:司馬遼太郎

株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない感想
株式投資はメンタルが大事だと思い始めたところにこの本と出会った。 書かれていることにいちいち納得。 投資は我慢に尽きる。 メンタルを鍛え維持するための工夫についても学ぶところは多かった。 メンタルが弱ってきたらこれを読み返そうと思う。
読了日:08月01日 著者:長田淳司

坂の上の雲(五) (文春文庫)坂の上の雲(五) (文春文庫)感想
多くの犠牲者を出した旅順。 実質的な日本軍の指揮官が代わったことにより戦局が変わり露軍が降伏した。 日露の兵士達は互いに抱き合い喜んだ。 誰一人戦争などやりたくはなかった。 戦うのは兵士。 思う通りならないことを独裁者は知るべきだ。
読了日:07月31日 著者:司馬遼太郎

[英和対訳] 決定版 ドラッカー名言集[英和対訳] 決定版 ドラッカー名言集感想
ドラッカーの言葉は本質を捉え多くの気づきを与えてくれる。 主にマネジメントについて語られることが多いが、人間関係や人としての成長、ものの見方についても言及。 この本は原文や原典に当たれるよう工夫されているので、一通り読んだ後は索引として使える。
読了日:07月26日 著者:P.F.ドラッカー

天才科学者はこう考える――読むだけで頭がよくなる151の視点天才科学者はこう考える――読むだけで頭がよくなる151の視点感想
科学者たちは何を考えてきたか、いま何をどのように考えているのかを紹介。 既知の思考法もあったが概念や世界観が変わるような思考法もあった。 人間の思考は常に進化する。 いずれこれらの思考法も古くなるだろう。 よい意味で意識を高めてくれる本。
読了日:07月24日 著者:ジョン・ブロックマン

坂の上の雲(四) (文春文庫)坂の上の雲(四) (文春文庫)感想
無能で無知な参謀と司令官が無策な上に無謀な作戦を繰り返し、無数の日本兵が無益の死を遂げた。この二人が貴重な兵士と砲弾を無駄にした。この頑迷な参謀の罪は重いが、それを制しきれなかった司令官はもっと悪い。なぜこんな人が神社に祀られているのか不思議でならない。
読了日:07月24日 著者:司馬遼太郎

坂の上の雲(三) (文春文庫)坂の上の雲(三) (文春文庫)感想
日露戦争開戦。 日本は大国ロシアの侵略から国家を守るために開戦を決意せざるを得なかった。 現在も日本を取り巻く状況は当時と似ているが、違っているのは為政者と国民の意識。 「国家が衰退するのは、つねに上流社会の腐敗よりおこる」(秋山好古) 大丈夫か?ニッポン
読了日:07月15日 著者:司馬遼太郎

図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書感想
投資の勉強用。 経済分析、企業分析、株価分析に基づいた銘柄選びの方法をわかりやすく解説。 小宮一慶さんは経営コンサルタントだけに各種指標の見方、使い方の説明がうまい。 投資は財産を増やすための手段であるが、社会の繁栄に貢献するための手段でもある。
読了日:07月10日 著者:小宮 一慶

坂の上の雲(二) (文春文庫)坂の上の雲(二) (文春文庫)感想
日露戦争までの話。 当時の日本は豊富な人材と数々の僥倖に恵まれていた。 それが後年、凡庸な人々を勘違いさせ、間違った道に走らせたのかも。 秋山兄弟のシンプルで合理的な生き方、考え方に共感。
読了日:07月04日 著者:司馬遼太郎

坂の上の雲(一) (文春文庫)坂の上の雲(一) (文春文庫)感想
若い頃は誰でも悩む。 悩みながらも幾多の人と出会い、小さな機会を拾いながら道を切り拓いていく。 不遇に腐らず精一杯生きてさえいれば転機は誰にでも訪れるものだ。 --- 正岡子規と秋山真之は松山出身で東京ではシェアハウスしていたそうな。
読了日:06月22日 著者:司馬遼太郎

Life Kinetik(R) 脳が活性化する世界最先端の方法Life Kinetik(R) 脳が活性化する世界最先端の方法感想
視覚と聴覚、身体感覚を使って複雑な運動をすれば、身体と脳の働きがよくなるらしい。 本を読むだけではわからない。 実際にエクササイズをやってみればわかるのだろうが、やりたいという気持ちにはならなかった。 とにかく体験談が多かった。 半分宣伝かな?
読了日:06月16日 著者:ホルスト・ルッツ

その女アレックス (文春文庫)その女アレックス (文春文庫)感想
感想を書くとネタバレになるので気に入った台詞を。 「われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなく正義ですよ。そうでしょう?」 そして、私から。 Alex, Bon travail!
読了日:06月16日 著者:ピエール・ルメートル

死神の精度 (文春文庫)死神の精度 (文春文庫)感想
ハードボイルドな死神。 ミュージックが大好きで渋滞を嫌悪する。 仕事はしっかりやるが、余計なことはしない。 死神と言っても神は神。 そのつもりはなくても最後の一週間で最善に導いている。 それまでがただの時間に過ぎないと思えるくらいに。
読了日:06月11日 著者:伊坂 幸太郎

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 人物編1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 人物編感想
このシリーズは2冊目。現代に近づくほど知らないことが多い。高校の世界史もそうだが、古代・中世から学習を始めて途中で息切れする。それを何度も繰り返すから古代・中世のことはよく覚えているのだろう。歴史は因果関係を逆に辿っていけば理解が深まるかも知れない。
読了日:06月09日 著者:デイヴィッド・S・キダー,ノア・D・オッペンハイム

マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)感想
「時間と他人の心、それ以外は、どうにでもなりますよ。」 作戦は要らない。 偶然の出会いで幸せになれる。 なぜか大学の実験計画法のコマで聴いた「蚊のこぼす 涙に浮かぶ浮き島の浜の真砂を千々に砕きて」(細川幽斎)を思い出した。
読了日:06月05日 著者:伊坂幸太郎

運転者 未来を変える過去からの使者運転者 未来を変える過去からの使者感想
「運」の特質を物語の中でわかりやすく表現している。 スピリチュアルや引き寄せの法則などは信じられないが、この「運」に関する考え方は激しく同意。 話の展開がよく、読みやすかった。 エピローグが秀逸。 途中で何度も泣かされた。
読了日:06月04日 著者:喜多川泰

蒼穹の昴(4) (講談社文庫)蒼穹の昴(4) (講談社文庫)感想
家族を絶望から救うために自傷した少年。 絶望を知る者の計り知れないやさしさが人々の心をつかみ昴さえも動かした。 「知恵も力も何もいらない。やさしさだけがあればいいんだ。大地も空も時間も、すべてを被い尽くすほどのやさしささえあれば」 真心のこもったイミテーションは人に力を与える。
読了日:06月03日 著者:浅田 次郎

蒼穹の昴(3) (講談社文庫)蒼穹の昴(3) (講談社文庫)感想
互いに愛をもって他者を尊重すればこの世から不幸はなくなる。 清王朝末期に関して誤解していたことが多々あった。 真実はどうであれ一面的な視点しかなかった。 読書は蒙を啓いてくれる。
読了日:05月29日 著者:浅田 次郎

【音声DL付】改訂版 もっとやさしい起きてから寝るまで英語表現600【音声DL付】改訂版 もっとやさしい起きてから寝るまで英語表現600感想
簡単な会話もできないので、例文をAnkiWeb に入力して覚えている。例文が暗唱できると記憶力に自信が持てる。
読了日:05月28日 著者:株式会社アルク 出版編集部

蒼穹の昴(2) (講談社文庫)蒼穹の昴(2) (講談社文庫)感想
老シャーマンが放った唯一の嘘。 それが死すべき運命の少年を救った。 人は自らの運命を自らの手で拓き、天意なくして幸福を掴み取ることができるのだ。 それにしても悪名高き西太后。 浅田次郎の筆にかかるとこんなにイメージが変わるものなのか。
読了日:05月24日 著者:浅田 次郎

蒼穹の昴(1) (講談社文庫)蒼穹の昴(1) (講談社文庫)感想
一巻読了。 「占い」裏がない、根拠がなくても人は信じる。 今の境遇が辛ければ辛いほどそれに縋る。 そして大抵は当たらなかったなと落胆する。 奇跡は努力する者、行動する者に訪れる。 それは奇跡でも何でもなく必然なのだ。
読了日:05月21日 著者:浅田 次郎

同志少女よ、敵を撃て同志少女よ、敵を撃て感想
平時でも人権が軽視されるのに戦争となればそれが当たり前になる。 強欲な権力者のせいでいつも多くの女性や子供たちが犠牲になる。 この本を読みながらずっとウクライナ侵攻が頭の中で重なっていた。 人類は多くのことを学んだはずなのにまた逆戻りだなと。
読了日:05月12日 著者:逢坂 冬馬

マンガでわかる バフェットの投資術(SIB)マンガでわかる バフェットの投資術(SIB)感想
堅実な投資とは何かが学べる。 マンガは不要。 テキストだけでもよかった。
読了日:05月10日 著者:

すべての神様の十月すべての神様の十月感想
死神、貧乏神、疫病神・・・ 絶対にお付き合いしたくない神々。 でも本当は違う。 どの神も人間の幸せのために存在する。 そして彼らも人間に生かされている。 じんわりと心が温まるオムニバスストーリー。
読了日:05月06日 著者:小路 幸也

余命10年 (文芸社文庫NEO)余命10年 (文芸社文庫NEO)感想
人生の終わりが見え始めると、残りの人生で支えられるものだけを残し、少しずつ大切なものを墓標に埋めていく。 平凡な日常が続くことのありがたさが身に染みる。 茉莉さんの10年間は切ないながらも濃密で輝いていた。 何十年もダラダラと生きてきた者にとっては眩しすぎる。 (この本は人前で読めません)
読了日:05月02日 著者:小坂 流加

甦ったスパイ (ハヤカワ文庫NV)甦ったスパイ (ハヤカワ文庫NV)感想
「スパイをするということは待つことだ」 どんなに小さな情報や状況の変化も見逃さない。 自身の失策をいかに減らし、相手の失策をいかに引き出すかが勝敗を決める。 実際のスパイ活動も地味な活動の積み重ねなのだろう。 映画のように派手なアクションはほとんどない。 主人公は特別に戦闘能力が高いわけでもない。 それでも楽しめたのは頭脳戦の面白さにある。
読了日:04月30日 著者:チャールズ・カミング

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!感想
読書に限らず、収集したあらゆる情報を概念から世界観、最終的に自身の「知肉」に育てていく。そのプロセスを効率的に行うためのノウハウを惜しみなく紹介している。
読了日:04月04日 著者:佐々木 俊尚

RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になるRANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
読了日:03月19日 著者:デイビッド・エプスタイン

世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 (講談社+α文庫)世界にひとつしかない「黄金の人生設計」 (講談社+α文庫)
読了日:03月03日 著者:橘玲,海外投資を楽しむ会

自己肯定感を上げる OUTPUT読書術自己肯定感を上げる OUTPUT読書術
読了日:02月27日 著者:アバタロー

自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術 (ディスカヴァー携書)自分の〈ことば〉をつくる あなたにしか語れないことを表現する技術 (ディスカヴァー携書)
読了日:02月25日 著者:細川 英雄

ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)ゆたかな人生が始まる シンプルリスト (講談社+α文庫)
読了日:02月04日 著者:ドミニック・ローホー

武士道 (岩波文庫)武士道 (岩波文庫)
読了日:01月26日 著者:新渡戸 稲造,矢内原 忠雄

Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップLearn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
読了日:01月11日 著者:アーリック・ボーザー

世界のお金持ちが実践するお金の増やし方世界のお金持ちが実践するお金の増やし方
読了日:01月04日 著者:高橋ダン,向山勇


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Posted in  on 1/01/2023 by rteak |