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2022年8月に読んだ本は、10冊、3,428ページ。
2022年に読んだ本は、43冊、14,572ページ。
株はメンタルが9割 投資家脳に変わらなきゃ株は一生勝てない/長田淳司
ページ数
248
読了日
2022年8月1日
感想
株式投資はメンタルが大事だと思い始めたところにこの本と出会った。
書かれていることにいちいち納得。
投資は我慢に尽きる。
メンタルを鍛え維持するための工夫についても学ぶところは多かった。
メンタルが弱ってきたらこれを読み返そうと思う。
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坂の上の雲(六)/司馬遼太郎
ページ数
323
読了日
2022年8月8日
感想
奉天会戦前までの話。
軍事大国だが専制主義国家ロシア。
愚かな君主と保身に走る官僚。
無計画に始めた戦争がうまくいくはずもない。
必死に戦い負けまいとする当時の弱小国日本と現在のウクライナが重なる。
そしてロシアは当時と変わっていない。
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量子で読み解く生命・宇宙・時間/吉田伸夫
ページ数
236
読了日
2022年8月10日
感想
量子論は難しいがゆえに魅力的。
著者は物理現象を数式だけで理論化しようとするから量子論が難しいものになったと主張する。
この本は物理現象に焦点を当て、素人でも理解できるようにという意図で書かれているが、それでも難しい。
少しでも理解が進んだのは収穫。
著者が考える本当の量子論
「量子論とは、根底に存在する微細な波が干渉し合うことによって、世界が柔軟に変化することを明らかにする理論である。共鳴パターンとなる定在波によって秩序が形成され、生命現象のような複雑な出来事も可能にする。」「量子論とは、根底に存在する微細な波が干渉し合うことによって、世界が柔軟に変化することを明らかにする理論である。共鳴パターンとなる定在波によって秩序が形成され、生命現象のような複雑な出来事も可能にする。」
残念なのは書名にある生命・宇宙・時間と量子論との関係について説明がほぼなかったこと。
量子論を少しでも理解することにより、量子論で生命や宇宙、時間を説明できるのではないかという希望は持てる。
読者に想像する楽しみを残してくれたとも言える。
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坂の上の雲(七)/司馬遼太郎
ページ数
338
読了日
2022年8月13日
感想
対馬沖海戦前までの話。
奉天会戦では日本軍が負けたはずだった。
さまざまな悪要因によりロシア軍が戦えなくなり、日本軍が辛うじて勝ちを拾った。
七巻まで通して言えるのは爽快感がないこと。
日本とロシアのダメ比べのような話ではつまらない。
優れた組織は風通しがよい。
優れたリーダーは風通しをよくし、周りの意見に耳を傾ける。
ロシアは陸軍も海軍もそれができなかった。
専制君主制だから当然だろう。
卓越した君主なら話は別だが、それでも風通しはよくならないだろう。
日本の陸軍も現場からの報告や意見を軽んじて苦戦した。
日本の海軍はどうだろうか?
八巻を読んで確かめてみたい。
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読書の価値/森博嗣
ページ数
168
読了日
2022年8月18日
感想
読書は既存の価値観や概念に変化をもたらしてくれる。
だからいろいろなジャンルに興味をもって読む方がよい。
食わず嫌いは損をする。
読書の価値が再確認できた。
ただし、著者のご自慢が随所にあり苛つくことも。
エッセイとして読めばそれほど気にはならない。
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坂の上の雲(八)/司馬遼太郎
ページ数
350
読了日
2022年8月21日
感想
対馬沖海戦から終戦へ。
ロシアは保身により自滅した。
日本は綿密な計画と捨身の覚悟で天佑を得た。
まだ武士道が残っていた時代。
勝っても敗者への思いやりを忘れなかった。
最後は任侠映画のようにスカッとさせてくれた。
だがそれは小説として読んだ場合のこと。
ドキュメンタリーとして読めばその後に続く歴史を知っているだけに暗澹たる気持ちになる。
この勝利が日本を不幸に導く。
悲惨な戦場や勝利の背景などを知らない国民は手放しで喜び、日本を神秘的な強国だと勘違いした。
日露戦争開戦前は、非戦論の新聞は売れず、朝日新聞のような開戦論の新聞はよく売れたそうだ。
当時の政府は非戦論だったので、世論を形成したメディアと国民が政府を動かしたことになる。
先日の終戦記念日に為末大氏が太平洋戦争に関して同じようなことを投稿されていた。https://twitter.com/daijapan/status/1559307120990093312
このような国民の意識はすでにこの時代から芽生えていた。
日露戦争の勝利がその意識を強め、太平洋戦争に向かわせたという見方もできる。
いまの日本人も他人の意見に流されやすいという点で変わっていないような気がする。
日本は国民主権の国。
最終的には自分たちが責任を負うことになる。
その責任を思うと、メディアや他人の意見を鵜呑みにせず、自分の頭で考えて行動しなければと思った次第である。
ちなみに国葬に反対である。
一部の者たちだけを利するようなことに税金を使うくらいなら、困窮している人たちを支援するような(バラマキではない)施策に使って欲しい。by
納税者
この本について<PR>
1日1ページ、読むだけで身につくからだの教養365/デイヴィッド・S・キダー (著), ノア・D・オッペンハイム (著), ブルース・K・ヤング医学博士 (著), 久原孝俊 (翻訳)
ページ数
820
読了日
2022年8月23日
感想
体の仕組みや病気等について浅く広く知ることができた。
書かれていることはすべて覚えられないし、覚えようとも思わないが、今後何らかの形で役に立つだろう。
別に役立たなくても面白く読めたのでそれでよし。
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線は、僕を描く/砥上裕將
ページ数
337
読了日
2022年8月25日
感想
水墨の世界を小説にするなんて!
豊かな表現力で言葉を尽くされると美しい水墨画が目に浮かんでくるから不思議。
その表現は主人公たちの成長につれて高度に変化していく。
読み手を水墨画のごとく清廉な気持ちにさせてくれる話であった。
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無(最高の状態)/鈴木祐
ページ数
245
読了日
2022年8月27日
感想
無我の境地に至るための修行方法が紹介されている。
修行を積むことによって、生きづらさから解放され、幸福度や創造性、人間性が高まる。
数々の学術論文に基づいて書かれており、ある程度は信頼できる内容だと思う。
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十角館の殺人/綾辻行人
ページ数
363
読了日
2022年8月29日
感想
ミステリー初心者だけど、犯人は序盤でわかった。
でも、その確信が持てたのは終盤だった。
多分それがミステリー小説というものなのだろう。
ネタバレしないように感想を書くのは難しい。
いっそ書かない方がよいのかも。