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2022年7月に読んだ本は、7冊、2,472ページ。
2022年に読んだ本は、33冊、11,144ページ。
坂の上の雲(二)/司馬遼太郎
ページ数
375
読了日
2022年7月4日
感想
日露戦争までの話。
当時の日本は豊富な人材と数々の僥倖に恵まれていた。
それが後年、凡庸な人々を勘違いさせ、間違った道に走らせたのかも。
秋山兄弟のシンプルで合理的な生き方、考え方に共感。
このシンプルで合理的な生き方、考え方を言い換えると、武士道精神ということになるかも知れない。
武士道精神は今もなお日本人の生活に溶け込んでいるが、明治維新の頃はもっと強く残っていたはず。
余計なことをすべて削ぎ落とすことにより、新しい物事を取り入れられるのだと思う。
秋山真之は読書家だったが蔵書は持たなかった。
大事な箇所を覚える、もしくは書き留めて本を捨てたらしい。
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図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書/小宮一慶
ページ数
273
読了日
2022年7月10日
感想
投資の勉強用。
経済分析、企業分析、株価分析に基づいた銘柄選びの方法をわかりやすく解説。
小宮一慶さんは経営コンサルタントだけあって各種指標の見方、使い方の説明がうまい。
投資は財産を増やすための手段であるが、社会の繁栄に貢献するための手段でもある。
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坂の上の雲(三)/司馬遼太郎
ページ数
324
読了日
2022年7月15日
感想
日露戦争開戦。
日本は大国ロシアの侵略から国家を守るために開戦を決意せざるを得なかった。
現在も日本を取り巻く状況は当時と似ているが、違っているのは為政者と国民の意識。
「国家が衰退するのは、つねに上流社会の腐敗よりおこる」(秋山好古)
勝ったとはいえ戦地では多大な犠牲者が出た。
死にたくて戦った人など誰ひとりいなかったはず。
すごく怖かっただろうに。
でも愛する者を守るために戦った。
戦争はすべきでない。
だが戦わなければ望みもしない者に支配され、自由が奪われる。
いまのウクライナも同じ。
戦わざるを得ないときもある。
憎むべきは帝国主義。
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坂の上の雲(四)/司馬遼太郎
ページ数
382
読了日
2022年7月24日
感想
無能で無知な参謀と司令官が無策な上に無謀な作戦を繰り返し、無数の日本兵が無益の死を遂げた。
この二人が貴重な兵士と砲弾を無駄にした。
この頑迷な参謀の罪は重い。それを制しなかった司令官はもっと悪い。
なぜこんな人が神社に祀られているのか不思議でならない。
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天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点/ジョン・ブロックマン
ページ数
607
読了日
2022年7月24日
感想
科学者たちは何を考えてきたか、いま何をどのように考えているのかを紹介。
既知の思考法もあったが概念や世界観が変わるような思考法もあった。
人間の思考は常に進化する。
いずれこれらの思考法も古くなるだろう。
よい意味で意識を高めてくれる本。
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[英和対訳] 決定版 ドラッカー名言集/P. F. ドラッカー
ページ数
136
読了日
2022年7月26日
感想
ドラッカーの言葉は本質を捉え多くの気づきを与えてくれる。
主にマネジメントについて語られることが多いが、人間関係や人としての成長、ものの見方についても言及。
この本は原文や原典に当たれるよう工夫されているので、一通り読んだ後は索引として使える。
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坂の上の雲(五)/司馬遼太郎
ページ数
375
読了日
2022年7月31日
感想
多くの犠牲者を出した旅順。
実質的な日本軍の指揮官が代わったことにより戦局が変わり露軍が降伏した。
日露の兵士達は互いに抱き合い喜んだ。
誰一人戦争などやりたくなかった。
戦うのは兵士。
思う通りならないことを独裁者は知るべきだ。