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これから読む人の楽しみを奪わない読書記録
2023年12月に読んだ本は、9冊、3,050ページ
2023年に読んだ本は、109冊、37,026ページ
椿山課長の七日間/浅田次郎
ページ数
416
読了日
2023年12月3日
感想
予想通り泣かされた😭
浅田さん、うますぎるよ。
さて自分なら?
やはり心置きなく反省ボタンを押して極楽に行きたい。
そのためにも、自分に関わってくれた人たちに思いを馳せ、時間を割いてでも「ごめんなさい」と「ありがとう」を言っておこうと思う。
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領怪神犯/木古おうみ
ページ数
288
読了日
2023年12月6日
感想
「人智を超えた人間の手に負えない超常現象又はそれを引き起こすものを、俺たちは”領怪神犯”と呼んでいる」
領怪神犯を調査するだけ。
解決することがないのですっきりしない。
手に負えない神よりも信念に凝り固まった人間の方が恐ろしいと思った。
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永遠の途中/唯川恵
ページ数
297
読了日
2023年12月9日
感想
二人の女性のそれぞれの人生。
他人と比べなければいいのに。
もう一つの人生なんか考えなければいいのに。
期待しなければ裏切られないのに。
それをやってしまうのが人の常。
「何をどう生きようと、行き着くところは結局同じ」
読むだけで疲れた。
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月夜の島渡り/恒川光太郎
ページ数
256
読了日
2023年12月12日
感想
沖縄諸島を舞台にした不思議な物語七篇。
「クームン」「月夜の夢の、帰り道」が好きなタイプの話だった。
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天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊/今野敏
ページ数
368
読了日
2023年12月15日
感想
刑事部のオートバイ部隊、TOKAGE。
車両の追跡や偵察を行うのが主な任務。
同時に発生した3件のバスジャックを追う。
メンバーの力量を信じて働きやすく采配するのが優れたリーダー。
必要以上に指示するリーダーはチームをダメにする。
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コンビ人間/村田沙耶香
ページ数
168
読了日
2023年12月17日
感想
莊子の「渾沌七竅に死す」を思い出した。
渾沌は死んじゃったけど、彼女はコンビ人間の完全体として生まれ変わった。
これで「ふつう」に惑わされない無敵となった。
よかった、よかった。
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そして、バトンは渡された/瀬尾まいこ
ページ数
425
読了日
2023年12月22日
感想
血のつながらない親という名のランナーたち。
それぞれの愛が少女を幸福の未来へと繋いでいく。
悲しくて寂しくてたくさんの涙を流したけれど、強くて明るくなれたのは互いを思いやる心があったから。
幸せいっぱいの読後感。
目と鼻の大掃除ができた😭
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自転しながら公転する/山本文緒
ページ数
672
読了日
2023年12月30日
感想
古い価値観や偏見は自他ともに苦しめる。
それがわかっていても捨て切れずに苦しんでしまう。
プロローグにどうつながるのかだけが知りたくて最後まで読んだ。
結局共感できずに本を閉じてしまった。
敢えて友達にするなら貫一とそよかくらいかな
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信仰/村田沙耶香
ページ数
160
読了日
2023年12月31日
感想
8篇からなる短篇集(一つはエッセイかも)
村田さんの作品はいつも視点が新鮮で大切なことを思い出させてくれる。
「信仰」
科学だって客観性を信仰してるしね。
度が過ぎるとそれは信仰だな🤔
「生存」
格差社会によるディストピア。
ますます生きづらくなるな🤔
「土脉潤起」(どみゃくうるおいおこる、つちのしょううるおいおこる)
自然の恩恵を受けているのに、土で汚れることを嫌う自分がいる🤔
「彼らの惑星へ帰っていくこと」
非力な子供時代は守ってくれる存在が必要なんだ。
そして大人になっても。
「カルチャーショック」
均一を極めれば無になるのでは🤔
「気持ちよさという罪」
多様性という言葉を使うと意識が高い人みたいで気持ちがよい。
異物は救われず、言葉だけが歩き出して軽くなる。
口だけなら、気持ちよくなりたいだけなら、それは罪である。
「書かなかった小説」
自分のクローン4体と暮らすなんて鬱陶しいだろうな🤔
「最後の展覧会」
芸術も旅も永遠に魅了するものなんだね🤔