幸せな人生を送るためには賢くあらねばならない。
賢くなるためには本を読み、知識を増やすことが近道となる。
知識を増やせば日常生活で起きる諸問題も容易に対処できるようになるだろう。
今回は読書で知識を増やす方法について紹介する。
なぜ本を読むのか
楽しむため
読書の目的の一つは楽しむこと。
特に小説は文章を読むだけで話の世界を思い描くことができる。
不思議なことに主人公の顔や姿まで想像してしまう。
ドラマや映画に劣らず、十分に楽しむことができるのだ。
本に描かれた世界を仮想体験することにより、さまざまな思いや考えが人生を豊かにしてくれる。
知識を増やすため
本を読めば知識が増える。
小説を読むと新しい発見がある。
作者が調べてくれたことを労せず知ることができる。
ビジネス書や啓発本などを読めば、小説よりも効率的に知識が得られる。
これらの本はたいてい同じようなことが書かれており、新規性のある内容を探すような読み方になる。
本を読む速度も自ずと速くなる。
問題を解決するため
知識が増えると、問題解決能力も高まる。
本を読むことによって問題解決能力が鍛えられるのだ。
それでも専門性の高い問題に遭遇すると、その専門書に頼らざるを得ない。
専門書を読むときは問題解決の緒を探すような読み方になる。
いつどこで本を読むか
本はいつでもどこでも読める
本が手元にあればいつでもどこでも読むことができる。
電子書籍が普及したことにより、スマートフォンでも本が読める。
スマートフォンは常時携帯しているので、いつでもどこでも読みたいときに読める。
紙の本と違って、何冊も持ち歩くことができるのが大きなメリット。
書店に行かなくてもすぐに本が購入できるのも便利だ。
スマートフォンでは本が読みにくいという人は Kindle などの電子書籍専用端末がおすすめである。
スマートフォンに比べれば画面が広く、紙のように表示されるので目に優しい。
本を読む習慣
本は、TVや映画などと違って、「読む」という能動的な行為をしなければならない。
それが苦痛で読書が習慣にならない人も多いだろう。
前述のように本が手軽に読める環境さえあれば、たった5分でもいいから本を開いてみる。
その積み重ねが苦痛を軽くしてくれるだろう。
後述するような読み方をすれば、読書の効果が現れ、習慣化できるようになると思う。
どのように本を読むか
ゆっくり味わって読む
小説は場面をイメージしながら読めば、映画やTVドラマのように没入感が得られる。
「読む」にはエネルギーが必要なので、休憩を取らざるを得ない。
それでも続きのストーリーを読みたくなるものだ。
ビジネス書や啓発本だけだと味気ないので、たまには小説を挟んで読むのもよいだろう。
速く読む
ビジネス書や啓発本は時間を節約するためにも速く読みたい。
読書習慣が定着するまでは速く読めないと思うので、その場合は指で文字を指しながら読むと速く読むことができる。
読むのが遅くなるのは、改行のときに行がずれたり、本以外のことに注意が逸れて戻り読みしたりするからである。
本を読むのに慣れ、知識が増えてきたら、飛ばし読みができるようになる。
飛ばし読みするときは、読む前に本の内容を予想しておくとよい。
知っていることはどんどん読み飛ばし、知らないことを探すように読む。
読み方としては、指で文字を指しながら読んだときのように一点に集中するのではなく、目を皿のようにして視野を広げ、文面全体を俯瞰するように読むのがコツである。
メモを取る
本を読んで気になったことはメモを取る。
また、思いついたことや考えたこともメモに残す。
メモは紙に書いてもよいし、Twitter
に投稿してもよい。
一冊の本に一つでもあれば儲けものである。
一時的に読むのを中断することになるが、先を読んでしまうと忘れてしまうので、その時にメモを取るのがよいと思う。
実践してみる
本を読んでよいと思ったことはすぐに実践してみる。
読書の効果を最大限に引き出すのが「実践してみる」ということである。
本当によいことであれば定着するだろうし、やってみて効果がなさそうであれば止めてしまえばよい。
実践は知識を経験に変換してくれる。
人に話す
読んだ内容を人に話すと頭に残りやすいと言われている。
確かにそのとおりだと思う。
人に話すと頭に残りやすいだけでなく、話しているうちに理解も深まるという効果もある。
雑談の一つとして本の話も持ちネタにしておくとよいだろう。
ブログに感想を書く
ブログをやっている人は、読んだ本について感想や意見を記事にすれば、読書の効果が高まるだろう。
記事にする際、実践してみた結果も添えると記事の内容も充実するに違いない。
ブログをやっていない人は、Amazon の本のレビューに投稿しても同じような効果が得られる。
読んだ内容をもとにアウトプットするのは、読書の時間を価値に変える有効な手段である。