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2023年4月に読んだ本は、9冊、3,263ページ。
2023年に読んだ本は、29冊、11,074ページ。
再生 角川ホラー文庫ベストセレクション/綾辻行人,鈴木光司,井上雅彦,福澤徹三,今邑彩,岩井志麻子,小池真理子,澤村伊智
ページ数
272
読了日
2023年4月5日
感想
結末を想像しながら読んだせいなのか、いずれも怖くなかった。
気に入った作品は澤村伊智の「学校は死の匂い」。
学校では幽霊よりも生きている人間の方が怖い。
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すべてがFになる/森博嗣
ページ数
524
読了日
2023年4月8日
感想
F の意味はすぐにわかった。
もちろん密室トリックまではわからなかったけれど。
ところどころでニヤリとしてしまう用語が・・・。
「そのやり方はデバッグの王道だね」など、ツッコミを入れながら楽しめた。
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さいはての彼女/原田マハ
ページ数
236
読了日
2023年4月9日
感想
計算通りにならないのが人生。
失意に打ち拉がれることもある。
それを癒やしてくれるのが新たな出会い。
自分で引いた線を乗り越えて風を起こせば一分の出会いが一生の宝になる。
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ぼぎわんが、来る/澤村伊智
ページ数
384
読了日
2023年4月11日
感想
章が変わるごとに主役が変わる。
でも真の主役はあの姉妹。
目まぐるしく展開する物語に目が離せなかった。
育児をしている男性にすすめたい。
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ししりばの家/澤村伊智
ページ数
352
読了日
2023年4月14日
感想
家族の理想像を守護するために住む者たちを操る。
決して住む者を守っているわけではない。
古めかしい家制度を想起させる。
我々も何かにこだわって誰かを苦しめているようなことはないだろうか?
この作品も読み応えがあった。
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ずうのめの人形/澤村伊智
ページ数
464
読了日
2023年4月16日
感想
登場人物に小説を読ませる。
「人間椅子」でも使われた手法。
「学校は死の匂い」にあった学校名に記憶が蘇る。
数え切れない伏線でいちいちアッと思わせる。
終盤にサラッと書かれていたが頭の中で大惨事が・・・。
中だるみはあったが読み切ったときの満足感はこの上ない。
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楽園のカンヴァス/原田マハ
ページ数
440
読了日
2023年4月23日
感想
芸術家の情熱は作品の中で永遠に生き続ける。
純粋にその作品を愛する者にしか感じられない情熱。
この小説にも同じような情熱を感じた。
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キラーシード"魔の種"/麻野涼
ページ数
313
読了日
2023年4月27日
感想
愚直に正直に生きていく者たちが利己主義者たちの悪事を暴いていくという安心の娯楽作品。
「テメーが医者ならチョウチョ、トンボも鳥のうちだ」という台詞は、同作者の「予断捜査」にもあった。
違いと言えば医者が刑事に変わっただけ。
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夏美のホタル/森沢明夫
ページ数
278
読了日
2023年4月30日
感想
犯罪がらみの小説ばかりを読んでいるとこういう小説で心を清めたくなる。
ついでに涙腺のゴミもきれいに洗い流せた。
気に入った台詞。
「他人と比べちゃうとさ、自分に足りないものばかりに目がいっちゃって、満ち足りているもののことを忘れちゃうんだってさ。」