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2023年7月に読んだ本は、7冊、2,653ページ。
2023年に読んだ本は、57冊、19,857ページ。
満願/米澤穂信
ページ数
323
読了日
2023年7月4日
感想
何かを守るために人は企む。
その企みはうまくいくことがあれば、失敗に終わることもある。
成功も失敗もそのプロセスの巧妙さに唸ってしまう短編集。
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月の満ち欠け/佐藤正午
ページ数
336
読了日
2023年7月10日
感想
最愛の人と再会するまで何度でも生まれ変わる。
あるかも知れない。
ないとは言えない。
あると信じれば気づくかも知れない。
信じなければ永遠に気づかない。
なら信じよう。
これ以上失うものはない。
紅月が聴きたくなった。
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クリムゾンの迷宮/貴志祐介
ページ数
393
読了日
2023年7月15日
感想
最後に謎は残ったけれどスリルに溢れた作品。
「サバイバルアイテム」「護身用アイテム」「食糧」「情報」、生き残るために一つだけ選べるとしたら・・・。
「授人以魚 不如授人以漁」(老子)を思い出した。
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翼をください(上)/原田マハ
ページ数
304
読了日
2023年7月17日
感想
「民族の違い、国家の違い、個人の違いはどうしたってある。それを認めて、受け入れること。それが共存共栄への第一歩だ」
「国威だ国益だと権力者が勝手に始めて、罪のない人々のささやかな幸せをいつのまにか奪いつくす。そうしてはならない。絶対に。」
以上は引用だが、とても大切なことだと思った。
下巻に続く
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翼をください(下)/原田マハ
ページ数
317
読了日
2023年7月19日
感想
「世界はひとつ」
この作品ではニッポン世界一周飛行を日本人だけの偉業としなかった。
これを不満に思う人がいるかも知れない。
それでもこの設定は「世界はひとつ」を具現するために必要だった。
大空を飛びたい。
肌の色は違うけれど同じ思いをもつ者たちが互いに認め、助け合いながら苦難を乗り越えていく。
日本人だけで偉業を成し遂げるべきという安っぽい考えはとっくにどこかへ飛んでいった。
この広い空のようにおおらかなこころを持ちたい。
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向日葵の咲かない夏/道尾秀介
ページ数
470
読了日
2023年7月22日
感想
終盤クライマックスで最後に放った両親への質問。
これが作品名の由来だったのか。
ネタバレになるので理由は言えないけれど。
読後プロローグを読み返したら、描いたイメージが全く違っていた。
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暗幕のゲルニカ/原田マハ
ページ数
510
読了日
2023年7月29日
感想
ピカソが描いた平和への思いとそれを継ぐ者たちの物語。
不思議な縁と不屈の精神で私たちの「ゲルニカ」が本領を発揮できる場所に。
小さな写真で見るのと、縦約350cm ✕ 横約780cm
の本物を観るのとでは、受ける印象が大きく違うのだろう。
いつか本物をこの目で観たい。