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これから読む人の楽しみを奪わない読書記録
2023年10月に読んだ本は、14冊、4,274ページ
2023年に読んだ本は、90冊、31,142ページ
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きみが来た場所/喜多川泰
ページ数
260
読了日
2023年10月1日
感想
「世にも奇妙な物語」でたまに放送されるハッピーな物語のような作品。
説教臭いところはあるけれど嫌いではない。
親が子に与えるべきものは「どんな時代でも強く生きていける力」という考え方に共感。
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パッとしない子/辻村深月
ページ数
43
読了日
2023年10月1日
感想
数時間前に話したことも忘れるような教師。
10年以上も前の記憶なんて都合よく変えてしまっている。
居た堪れないくらい詰められても簡単に嘘をつこうとする。
軽すぎる言動は死んでも直らないだろう。
後味の悪いショートストーリー。
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むらさきのスカートの女/今村夏子
ページ数
216
読了日
2023年10月3日
感想
結局、「黄色いカーディガンの女」に同情してしまった。
何かと読みが外れて裏切られるところは自分に似ている。
違うのは自分に似た友達を作ろうとするところ。
裏切られるくらいなら友達なんていらないのにね。
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グラスホッパー/伊坂幸太郎
ページ数
318
読了日
2023年10月5日
感想
適度なハラハラとドキドキ。
都合のよい偶然が自然に重なるから安心して読める。
軽妙な会話に名言や真実が散りばめられているのもいい。
再読したくなる作品。
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黒い家/貴志祐介
ページ数
392
読了日
2023年10月8日
感想
自分で災いを招き、事態を悪化させて犠牲者を増やしてしまう迷惑な奴。
人の命や財産に関わる職業に就いているくせに危機意識がなく、軽率な行動をとる。
必然的にハラハラさせられる場面が増える。
作者としてはそれが狙いだったのだろう。
まんまと嵌められた気がする。
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AX(アックス)/伊坂幸太郎
ページ数
384
読了日
2023年10月10日
感想
恐妻家の殺し屋。
ただの恐妻家ではない。
愛する妻がいつも笑顔でいてほしいから顔色を窺うのだ。
フェアであることにこだわる。
何よりも自分のため。
そして自ら犯した非道と決別するために。
ax には突然何かを止める、断ち切るという動詞としての意味もある。
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夜市/恒川光太郎
ページ数
218
読了日
2023年10月12日
感想
不思議な夢を見ているようだった。
もう少しそこにいてもいいかなと思うくらい怖くはなかった。
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マリアビートル/伊坂幸太郎
ページ数
539
読了日
2023年10月16日
感想
読み進むうちに映画のイメージは完全に消えた。
蜜柑と檸檬は日本人になり、ブラットピットは消えて本来の七尾に。
槿の役割がずっと気になっていたが、そういうことだったのか。
悪魔のような中学生にムカムカ。
でもレジェンドの登場でスッキリ!
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ジョーカー・ゲーム/柳広司
ページ数
251
読了日
2023年10月20日
感想
旧日本陸軍に創設された諜報員養成学校「D機関」。
何も信じない、愛情や憎しみはとるに足らないものとして徹底的に叩き込まれる。
「スパイとは見えない存在だ」
「殺人、および自決は、スパイにとっては最悪の選択肢だ」
「とらわれることは、目の前にある状況を見誤る第一歩だ」
これらのセリフを軸に展開する短編集。
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イーロン・マスクの生声/ジェシカ・イースト
ページ数
256
読了日
2023年10月20日
感想
思ったよりも真っ当な考え方をしている。
言うことがコロコロ変わるので鵜呑みにはできないが・・・
少しだけ見直した。
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天使の囀り/貴志祐介
ページ数
530
読了日
2023年10月23日
感想
怖いというよりとにかくリアリティがあって気持ち悪かった。
晩ごはんを食べながら読んだけれど。
あれは二人で処理せずに警察も巻き込むべきだったと思う。
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精鋭/今野敏
ページ数
350
読了日
2023年10月26日
感想
純朴な新任警察官が特殊急襲部隊(SAT)に入隊するまでを描いた成長物語。
警察官も自衛官もあってはならないことのために厳しい訓練を積み重ねる。
我々の安全は彼らの弛まぬ努力の上に成り立っているのだ。
心より感謝の念を抱く。
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ダブル・ジョーカー ジョーカー・ゲーム/柳広司
ページ数
257
読了日
2023年10月29日
感想
「何物にもとらわれず、自分自身の目で世界を見ること」
それができるかどうかで物事の成否が決まる。
日本陸軍がその最たるもの。
硬直化した思考で失敗への道を突き進んだ。
禅の修行でもしようかな?
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パラダイス・ロスト ジョーカー・ゲーム/柳広司
ページ数
260
読了日
2023年10月31日
感想
自分が殺人犯にされそうな状況でも一切動じない。
「死ぬな、殺すな」を守りながら、どんなピンチでもチャンスに変えられるという絶対的な自信。
そして人間としての優しさも忘れない。
小説の世界とはいえ、すごく憧れてしまう。