健康面での笑いの効果
笑いと健康の関係を調べていたら、落語家であり医師でもある立川らく朝さんのインタビュー記事で、わかりやすく解説されていた。
まず1つは、落ちている免疫機能を正常化するという効果です。ある医学実験では、笑うことによってがん細胞やウィルスをやっつけるナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化することが証明されています。つまり、笑いはインフルエンザなどの感染症やがんの予防にもなるということです。2つ目は、血圧を下げる効果です。自律神経には交感神経と副交感神経があり、常にどちらかが優位になるというバランスをとっています。交感神経は興奮したりストレスがかかると優位になり、血圧や脈拍を上げます。逆に、副交感神経は就寝前などのリラックス状態のときに優位に働き、血圧を下げます。いまの時代はストレス過多なので、交感神経が優位になりがちで、血圧が高めの人が多いわけですが、笑うことによって副交感神経優位の状態になって血圧が下がることがわかっています。どっと笑った瞬間は交感神経が優位になりますが、その後、副交感神経が優位になって身体をリラックスモードに変えてくれるのです。3つ目は、血糖値を下げる効果です。笑うとインスリンを分泌する遺伝子の作用で血糖値上昇を抑えるようです。つまり、笑うことで糖尿病が改善するということです。大阪の糖尿病の専門病院では患者さんに漫才のDVDを貸し出しており、実際に血糖値が下がっているそうです。(引用元:笑う門には福来る(^▽^) “笑い”のびっくりパワー|特集記事|元気通信|養命酒製造株式会社 )
つまり、笑いには次の3つの健康面での効果があるといえる。
- 免疫機能を正常にし、感染症やがんの予防になる
- 血圧を下げ、ストレスを和らげる
- 血糖値を下げ、糖尿病を改善する
身近にある笑いのネタ
笑いが健康によいということが分かったので、日常生活に笑いを取り入れる方法について考えてみた。
会話を楽しむ
家族や友人、会社の同僚などと雑談するときは、笑える話をしよう。
できるだけ暗い話は避け、明るい話題を探そう。
自分の失敗を笑うようにしよう。
他人の失敗をネタにするのは、本人が言い出さない限りやめておこう。
漫才や落語を楽しむ
漫才 や 落語 は、Youtube で手軽に楽しむことができる。
もちろん、TV やラジオでも楽しめる。
CD や DVD を購入して楽しむのもよい。
立川らく朝さんのサイト 健康落語の立川らく朝 でも紹介されているので、是非ご覧頂きたい。
コメディ映画を観る
コメディ映画 を観るのもよいだろう。
大災難 P.T.A は私が好きなコメディ映画のひとつである。
微笑む
微笑みは笑いほどの効果はないかも知れないが、まったく笑わないよりも体にはよいと考えられる。
鏡を見ない日はないと思うが、鏡を見たら必ず口角を上げ、微笑むようにしている。
これをするだけで気分が上向きになる。
赤ちゃんや小さな子どもを見たときも思わず微笑んでしまう。
子犬や子猫を見てもかわいくて微笑んでしまう。
積極的に微笑むためにも、子犬や子猫の写真を飾って見るようにしている。
医者の世話になる機会を減らすためにも、日頃から笑いや微笑みを心がけたい。