Tasker を使って Twitter のやり過ぎを防止する方法

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※ 当記事は OS が Android のスマートフォンを前提としています。

Twitter で時間を浪費したくない

Twitter をやっていると知らない間に時間が経っていることがよくある。
Twitter は楽しくて有益な面もあるが、それだけに時間を使い過ぎると時間の浪費になってしまう。
そろそろ対策が必要だと感じ始めていた。

スマホ依存対策アプリ

スマホ依存対策アプリとして、「Forest:スマホ中毒の解決法」「スマホ依存対策 スクリーンタイム」「AppBlock - スマホ中毒の解決法」などがあり、いろいろと試してみたが、必要のない機能もあるので、導入をためらった。

もともとオートメーションツールの「Tasker」を導入しており、スマホを制御するアプリを増やしたくないというのもあった。

Tasker で警告するために必要な機能

そんな思いでTasker の機能を眺めていたら、できそうな気がしてきた。
実装するに当たり、次のようなことができるかどうかを確認した。

  1. Twitter の起動と終了が検知できる。
  2. Twitter が起動してから警告を表示したい時間間隔を設定できる。
    これは、起動を検知した後、警告表示までの時間分の待機(Wait)をかけ、待ち時間終了後に Twitter が動作中かどうかを判定すればよい。
  3. スクリーン上に警告表示できる。
  4. 警告を無視して Twitter を動作し続けたら、繰り返し警告を表示し続けられる。
  5. Twitter が動作していなかったら警告は表示しない。

これらすべてクリアしていたので、Tasker で Twitter のやり過ぎを警告する仕組みを実装することにした。

タスクとプロファイルの作成

Twitter が起動したときのタスク

Twitter が起動したときのタスクを作成する。(Fig.1 参照)
タスク名は「Twitter On」。(好きなタスク名に変更可)

    1. 「タスク」から「変数を設定」を選択し、変数「TWITTER」に「1」を設定する。
    2. 最下部のアイコンを変更する。
      この例では「Twitter」のアイコンを設定。
    Fig.1 Twitter が起動したとき

    Twitter の稼働状況を確認するタスク

        Twitter が起動したときのタスクを作成する。(Fig.2 参照)
        タスク名は「Twitter Check」。(好きなタスク名に変更可)

        1. 「タスク」から「待機 / Wait」を選択し、Twitter を使用する時間を設定する。
        2. この例では「3分」。
        3. 「タスク」から「if」を選択し、変数「TWITTER」が「1」の場合を設定する。
        4. 「アラート」から「タスクボタンをポップアップ表示」を選択し、表示させたい文言を設定する。
          この例では「やり過ぎ!」。
          ※ 「アラート」には「読み上げ」もあるが、Twitter をやっていることが周りにバレてしまうので、設定しないことにした。
        5. 「タスク」から「転移 / Goto」を選択し、「アクション番号」に「1」を設定する。
          これにより、変数「TWITTER」が「1」以外の値にならない限り、アクション番号の 1 から 4 までを繰り返すことになる。
          この例では、変数「TWITTER」が「1」以外の値になるまで、「3分」おきに「やり過ぎ!」が表示される。
        6. 最下部のアイコンを変更する。
          この例では「Twitter」のアイコンを設定。
        Fig.2 Twitter の稼働状況をチェックする

        Twitter が終了したときのタスク

        Twitter が終了したときのタスクを作成する。(Fig.3 参照)
        タスク名は「Twitter Off」。(好きなタスク名に変更可)

          1. 「タスク」から「変数を設定」を選択し、変数「TWITTER」に「0」を設定する。
            これにより、上記の待機時間の間に Twitter が終了したら、変数「TWITTER」が「0」になるため、アクション番号 4 と 5 は実行されずに終了する。
          2. 最下部のアイコンを変更する。
            この例では「Twitter」のアイコンを設定。
          Fig.2 Twitter が終了したとき
          Fig.3 Twitter が終了したとき

          プロファイルの定義

          上記タスクを起動するトリガーとなるプロファイルを定義する。(Fig.3 参照)
          プロファイル名は「Twitter」。(好きなプロファイル名に変更可)

          1. 「アプリ」から「Twitter」を選択し、タスクからは「Twitter On」を選択する。
          2. 「Twitter On」を長押しし、「終了タスクを追加」から「Twitter Off」を選択する。

          Fig.3 プロファイルの定義
          Fig.3 プロファイルの定義

          これで設定は終了。

          実際に試してみよう。

          Twitter を起動して、設定した時間を超えて、警告メッセージが表示されたら OK 。(Fig.4 参照)
          Twitter を終了した後、警告メッセージが表示されないようになることも確認しておこう。

          Fig.4 テスト結果

          Fig.4 テスト結果

          この仕組は Twitter に限らず、他のアプリ(特にゲーム)でも応用が効く。
          必要に応じて試していただきたい。

          Posted in  on 1/01/2021 by rteak |