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※この記事は2019年7月7日の投稿を再編集したものです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災から10年以上経過した。
いまもなお、その悲惨さは語り継がれ、誰もが防災の大切さを意識していることだろう。
自衛隊防災BOOK という本を読んだので、その一部を紹介したい。
いま、大きな災害が発生したら
いまだにコロナ禍は収束しない。
このまま東日本大震災級の大きな災害が発生したらどうなるだろうか?
医療現場はコロナ禍で疲弊し、病床数も逼迫している。
さらに災害で医療を必要とする人が増えたら、救える命も救えなくなるのは目に見えている。
災害が発生すれば、自衛隊も出動せざるを得なくなる。
その間、国の防衛力は一時的にも低下する。
世界的な経済情勢、近隣諸国の政情不安を踏まえると、その間隙を狙って侵略してくる国があってもおかしくない。
われわれがすべきは、コロナ感染予防と災害対策をしっかりと行い、医療従事者や自衛隊の負担を軽くすることである。
自衛隊が実践する防災
自衛隊は命を守るプロである。
そのノウハウを民間人にも惜しみなく教えてくれている。
自衛隊防災BOOK という本や、LIFEHACKチャンネル|自衛官募集ホームページ というホームページでも紹介されている。
今回はその一例として、お風呂にまつわるハックを紹介したい。
湯船は空にしておかない
災害が起きると電気や水道が使えなくなる可能性がある。
そうなるとトイレの水が流せなくなる。
断水が続くと飲水さえ困ることにもなりかねない。
自衛隊員はそんなときのためにも湯船を空にしておくことがないそうだ。
わが家でもこれにならって常に水を湯船に満たした状態にしている。
ミネラルウォーターを備蓄していたとしてもそれがなくなったら、その水を飲料に使わざるを得なくなるかも知れない。
そんな事態になったときのためにもサバイバル用の浄水器を用意しておこう。
近くに携帯電話(スマホ)を置いて入浴する
地震は容赦がない。
入浴中に大きな地震が発生する可能性はある。
そんなときは風呂場に閉じ込められないようにドアを開けて出口を確保する。
大きな揺れが収まったらすぐに服を着る。
緊急地震速報に気づくためにも、携帯電話(スマホ)を近くに置いて入浴する。
家具が倒れたり、家屋が崩れたりして、携帯電話(スマホ)を取りに行けないこともあるので、習慣づけておきたい。
まず体から洗う
避難生活になると、お風呂もたまにしか入れない可能性がある。
他の人たちのことも考えると、一滴たりとも水は無駄にはできない。
そんなときのために頭からではなく、体から先に洗う習慣をつけよう。
体を洗った後すぐに頭を洗えば、頭と一緒に体についた泡も一緒に流せる。
これを知る前は頭から洗っていた。
その頃は、体を洗ったときの泡が不注意で頭についたまま残り、不快な思いをすることがたまにあった。
体から洗うようになってからはそんなことに注意を払う必要がなくなった。
(おまけ)アイロンをかけなくても服のシワが伸ばせる
災害とは関係がない話。
出張先のホテルでアイロンが使えないことがある。
そんなときは風呂場に服をかけておけばよい。
風呂の湯気で服のシワを伸ばすことができる。
この他にもいろいろなハックがあり、眺めているだけでも楽しい。
防災のことはもちろん、アウトドアや普段の生活に使えるノウハウが満載なので、ぜひともご覧いただきたい。