この記事は、PC を所有し、PC の基本的な操作やソフトウェアのインストールなどが問題なく行える人を対象にしている。
一から教科書を読むのは危険
経験上言えることは、教科書を最初から最後まで読んでも、プログラミングができるようになるとは限らないということ。
そればかりか、プログラミングが嫌いになるという危険性がある。
とにかく何かを作る
では、教科書を読む代わりに何をすればよいのだろうか。
まずは、開発環境を整えて「Hello World」を表示するプログラムを作ってみよう。
そして、どんなプログラムが作りたいのかを考えよう。
作りたいプログラムが思いついたら、その処理順序を考えてみる。
たとえば、
- ファイルを読み込む
- ファイル内のデータ項目を分割する
- 分割したデータ項目を加工する
- 加工したデータ項目を画面に表示する
という処理順序であれば、ファイルを読み込む方法を調べて実際にコードを書いてみよう。調べる方法はネットでも教科書でも何でもよい。
その処理が問題なく動作するようになるまで調べながらコードを書き直す。
すべての処理順序が実装できるまで繰り返す。
この工程がプログラミングの知識を増やしてくれる。
プログラムが動くと嬉しい。
その喜びを味わい続けることが上達への近道である。
少しずつ改善していく
初めの頃は基本的な機能しか思いつかない。
しかし、実際にプログラムを動かしていると、いろいろな機能を追加したくなってくる。
アイデアが湧いてきたら、必ずメモしておこう。
そのメモはそのまま To Do List になる。
新しい機能は、すぐに実装できるものがあれば、調べないと実装できないものもある。
実際に調べてコードを書くことが技を磨く修行になる。
実装できる機能が増えれば増えるほど、プログラミング能力が向上していると実感できると思う。
実際にコードを書いてプログラムを動かすことが、モチベーションの維持向上に寄与する。
このモチベーション維持向上がプログラミング上達のコツでもある。